初めて髪の毛を切るタイミングは?
赤ちゃんの髪の毛が少しずつ伸びてくると、「そろそろ切った方がいいんじゃないだろうか?」と、ご両親も心配になってくるかと思います。でも「一体何を使って、どのように切ればいいのだろう。」赤ちゃんの髪を切ることは初めてなので、このような疑問が湧き上がってくるのは自然なことです。
そして一般的に、赤ちゃんの髪の毛が伸びてきて、切るタイミングを検討し始めるのは、概ね1歳ごろの時期が最も多いと言われています。その頃になると、伸びてきた髪の毛が目にかかってしまうので、赤ちゃん自身も不快に感じているはずです。
そもそも視力の発達は、当然のことながら様々な物を見ることからスタートします。髪の毛が目にかかってしまい、視界を遮るようなことになってしまうと、視力の発達という面においても決して良いことではありません。
つまり、そのような状況が起こりやすい生後1年目位が、赤ちゃんも髪の毛をうっとうしく感じる時期であり、切る最初のタイミングという事になります。勿論、ちょうど1年目という事ではありません。
赤ちゃんの髪の生え方にも個々によって特徴があり、フサフサに生えている子もいれば、うっすら産毛が生えている様な子もいます。赤ちゃんの様子をしっかり観察しながら、必要と感じたタイミングで散髪をしてあげましょう。
勿論、前髪のみ注視するのではなく、サイドの毛が耳にかかってきた場合も切ってあげるべきです。サイドの髪の毛が耳に触れてることで、赤ちゃんが痒みを感じてしまうことがあります。
耳の辺りをかいていた場合、その原因は髪の毛が触れているせいではないかと疑ってみて下さい。痒みが酷いと、耳をかきむしってしまい傷つけてしまう可能性があるので、早々に散髪してあげることで悩みを取り除いてあげましょう。
髪の毛の切り方
髪を切るにあたって、もっともオススメなのは赤ちゃんが寝ているときにササっとやってしまう事です。しっかり遊んであげた後で、疲れて熟睡している時などが狙い目です。
①赤ちゃんが寝ている時にカットする場合、準備しておくと便利な物
・赤ちゃん専用のヘアカットはさみ
・ベビー用のくし
・霧吹き
・床に敷くもの(新聞紙等)
髪の毛が床や寝具に落ちて汚さないよう、新聞等の上に赤ちゃんを寝かせます。まずはカットする部分を霧吹きで少し濡らし、くしでとかしながら指でつまんで、少し長めに残すように毛先から切りましょう。(切り過ぎを防止するため)
ドライカットでやってしまうと、髪の毛が散らばりやすく、目や口元に落ちてしまいますので髪の毛を少し濡らしてから行うようにしましょう。
最初は、赤ちゃんのヘアカットに慣れていないので、上述したように少し長めに残るよう切って下さい。そして少しずつ想定していた長さに切っていくことで、見栄えの良い仕上がりに近づき、失敗を回避しやすくなります。
②赤ちゃんが起きている時にカットする場合、追加で準備しておきたい物
・安全ベルト付きの椅子
・普段よく使うオモチャ
・テレビやお気に入りDVD
どうしてもタイミングが合わず、赤ちゃんが起きているときに切らざるを得ない場合は、赤ちゃんを動かなくするため、安全ベルト付きの椅子に座らせてくと良いでしょう。
更に、大人しくさせておくため、普段よく遊んでいるオモチャを手に持たせておいたり、アニメなどのお気に入りDVDや録画してあったテレビ番組などを視聴させながら
カットすることをオススメします。そちらに気を取られている間に、素早く済ませましょう。
ヘアカットにおける注意点
①赤ちゃんが嫌がった場合
万が一、赤ちゃんが暴れだしたり嫌がったりした場合、一旦ヘアカットは中止しましょう。「せっかく、ここまで切ったのだから・・」などと強引に続けようとするべきではありません。
赤ちゃんによっては、拒否反応がより加速する可能性もあり、安全性が保てなくなる恐れがあります。これ以上継続することが少しでも危険だと感じた場合は、必ず中断し別日に行うなどして下さい。
②ヘアカットする自信が無い場合
赤ちゃんが寝ている時であっても、寝返りをうったり突然起きたりすることがあるかもしれません。そのようなことから、親御さんによっては赤ちゃんの初めてのヘアカットに自信がないと感じるケースもあるかと思います。
そんな時は、無理をせず赤ちゃんでも対応してくれるヘアサロンを予約しましょう。最近は、エリアによってはキッズ専用美容院もある様ですが、近くになかったとしても
子供に対応してくれる美容院は結構ある様なので、事前に可能かどうか確認しておきましょう。
また予約を取る際に、オモチャやDVDなどのサービスがあるか確認しておき、無いようであれば普段よく遊ぶオモチャなど持参するのもありです。
これは難しいかもしれませんが、可能な限り赤ちゃんの機嫌がよいタイミングで連れていければ、それに越したことは有りません。美容院ではお母さんの膝の上に座らせてヘアカットしてもらうようにしましょう。
赤ちゃんも初めての場所で、初めて会う人にヘアカットされるわけですから、戸惑いや不安があるに違いありません。予約の際には初めての散髪であることを伝え、持参するものや心構えなどアドバイスをもらってから行きましょう。
補足
ある程度、親御さんも散髪に慣れてきて、またお子さんも2歳位になってきたら安全ベルト付きの椅子も必要なくなります。従って子供用散髪ケープを頭からかぶせて使用することで、髪の毛が散らからずにヘアカットすることが出来ます。